本堂

 築後450年経過し老朽したうえ、新潟地震に合い、急きょ35年前に改修した仮本堂。内陣だけは450年前のまま。本尊の阿弥陀如来(祥琳が平成12年に加刀修復)と、文化財に指定されている等身大聖徳太子孝養像などが安置されている。

山門

 正面入り口から山門を臨む。平成11年屋根を改修。山門楼上には二百貫の釣り鐘が下がっている。また二階壁面には改修を記念して約五十枚の板仏が掛けてある。尚、破風金具は住職(祥琳)の手作り。

山門破風金具

 住職(祥琳)の手作り
制作日数約2週間 槌金、金箔押し。
注文制作はあまりにも高額なので、それなら!と一念発起。全く知識も無いまま、手探りで自作しました。

山門桜上板仏

 二階壁面には檀家・信徒、又一般の篤志家による約五十枚の板仏が掛けてある。祥琳の作品(板仏=阿弥陀如来)も安置。
 自分の作品を納入したい方は問い合わせてください。制作ビデオあり。

裏庭

 境内の灯籠2基は祥琳がデザイン設計。中国に発注して作らせたもの。

墓地

 新旧檀信徒の墓地。祥琳の描く阿弥陀如来像が刻まれている無縁仏を供養するための無縁塔などがある。
 新規建立のゆとりあり。 問い合わせてください。

浄覚寺の家紋

 三橘が寺の紋です。本堂内陣に取り付けた住職の作品。

仏国寺形灯篭

 住職オリジナル灯篭 1  7尺 
韓国の仏国寺の灯篭をモデルに作図したものを業者に発注。直線的なラインを主体にすっきりしたイメージでまとめてみました。  
仏間の前のちょっとしたスペースに設置。

浄瑠璃寺形灯篭

 住職オリジナル灯篭 2   10尺 
浄瑠璃寺の灯篭をモデルに作図し、業者に発注。しかし業者が図面を読み違えてしまい、イメージの異なる部分が多くあり、残念ながら失敗作です。裏庭に設置

春日形灯篭

 住職オリジナル灯篭 3   10尺 
春日型の灯篭。前作の2基は祥琳が図面だけ描きましたが、この灯篭は自分で火袋の部分の2面を線彫りして、簡単な仏を刻んであります。
本堂前に設置。

聖徳太子

 昭和52年 三島町文化財指定

桧の寄せ木造り  像高110cm

 頭部は角髪(みづら)を結い、丸襟の上衣に袈裟をつけた姿である。鳳凰や唐獅子などの文様が、極彩色や金泥で極めて精緻に描かれている。寺にはこの像にまつわる二通の譲り状が伝わっている。一通は上越・高田の本誓寺(当時の中本山)からのもので、浄覚寺住職、教浄の忠勤に対して太子を送るというもの。もう一通は笠原御坊からのもので、内容は同じであるが、末永く太子像を崇敬してほしいとの添えがある。いずれも文化六年(1809年)の日付である。
 この像は室町後期頃の作と推定される。またこの像には内蔵を布でかたどったもの(現在は紛失)と、同じ聖徳太子の立像の胎内仏(13cm)が納められていた。また、さらにその胎内仏の背中の部分に月形文の金襴を縫いつけたものが入っていた。
 等身大の柄香炉を持った太子像は極めて珍しい。現在浄覚寺の本堂に厨子の中に入れて安置されている。

2005年に傷みの酷かった厨子の修理をしました。
指などにも欠損部分があったので、住職が修復。

茶の間 床間  正月

座敷 床の間

大根と釣り鐘

 さよちゃんの仕業です。 山門の上は風通しがよいので・・・。